星々についての民話、伝承は世界各地に散らばっています。
ですが、アイルランドの妖精譚に限って言えば、それほど多くはないようです。
彼らの生活に暦が関わっていること、彼らの源流であるいにしえの神々や、そのモデルとなった先住民族たちは、確かに天体の知識が豊富だったようですが、それは星座というよりも太陽と月に関わる事が主だったようです。
正午と満月。これらは日月の力が最も強まることもあり、妖精たちの姿が良く見られると言われています。
とりわけ正午の太陽の光で目が眩みそうなとき、彼らの姿が見えるとか。果たして。
Margaret Tarrant