著作

お話の小屋で〜妖精物語集〜

語り継がれる妖精のお話
 妖精譚・妖精物語といわれると、一般には白雪姫や人魚姫などの妖精が登場する動作だと思われているでしょう。けれど、アイルランドやヨーロッパに伝わり、土地の人たちが「語り」として残してきた物語には、そうではない「目撃譚」や「遭遇譚」もあります。それらを含めた妖精たちのお話を、現役の語り部が再話・翻訳しました。
 妖精のよく出る場所、妖精たちに好かれる植物などのテーマに合わせてお話を選び、「これも妖精なの?」と思われるような怪異譚や幽霊譚も併せて掲載しました。「どうして幽霊が妖精の仲間になるの?」「妖精たちは小さく可愛いものばかりではないの?」 それらが、お爺さんやお婆さんが語り継いできた「お話」から伺えます。それほど昔ではない昔話に登場する妖精たちの世界を、一緒に旅しましょう。

サブカルチャー妖精学

名作を紐解く鍵は「妖精」にあり!
日本を代表するゲームやアニメ、マンガといったさまざまなコンテンツには必ずと言っていいほど妖精キャラクターが登場する。それは妖精(フェアリー)が、「運命(フェイト)を左右する」存在であるためだ。本書は、妖精譚で有名なアイルランドと日本を行き来する妖精の語り部が、FGOやツイステといった日本を代表するさまざまなサブカルチャー作品の本質を「妖精」から深掘りするとともに、作品を通じて妖精の本質を問う妖精×日本×サブカルチャー文化論である。

アイルランド妖精物語 戎光詳出版

北西ヨーロッパの島国・アイルランドは世界有数の妖精の国として知られている。同国各地には妖精にまつわる逸話が残され、さまざまな妖精譚が存在している。妖精たちは、時に陽気に、時に理知的に、時に人情深く、だが時に禍々しき一面も見せ、その表情は実に多彩だ。著者はアイルランドの妖精たちに魅せられて40年、妖精譚蒐集をライフワークとしてきた。本書はその集大成として制作されたもので、アイルランド妖精の魅力を余すところなくお伝えする。(出版社紹介文より)

彼らと僕ら。妖精紳士録 銀河企画

ファンタジーやゲームに登場する妖精たちはどこから来たのでしょう。彼らはアニメなど二次元の世界だけの住人なのでしょうか。日本には数多の妖怪たちがいるように、欧州にもたくさんの妖精たちが棲んでいます。
 エルフは優雅で美しく月夜に踊り、ドワーフは岩場の陰で長い手足を使って貴重な石を掘り当て、人魚は美しい髪を梳りながら蠱惑の歌を詠う。彼らの存在は土地とそこに住む人たちと結びつき、長く語られてきました。もはやお馴染みとなった彼らには、どんな物語があり、海外の国でどう語り継がれているのでしょうか。
 エルフとドワーフは仲が悪い?人魚の肉を食べると不老長寿になる?それらは果して本当なのでしょうか。そこには、私たちが知っている決まり切ったテンプレートとは違う妖精たちの姿が垣間見えてきます。パラメータやフレーバーテキストには収まり切らない彼らの物語を紐解いていきます。(出版社紹介文より)

以下私家版——————————————————–

お話の小屋で2(同人誌)

「お話の小屋で1」の続刊。
アイルランド妖精譚の翻訳とオリジナルのお話をお届けします。
新書版 / P106 / フルカラーカーバー装丁

妖精砦と牧夫(同人誌)

アイルランドで撮りためてきた画像を使った小さな写真集です。
そこに妖精砦にまつわるお話を添えてみました。
正方形サイズ / P24 撮影地 アイルランド・ケリー県

彼らと踊る日々・第2版 (同人誌)

妖精譚の語り部・高畑吉男のアイルランド珍道中。
『妖精砦の傍らで』第2版!
妖精譚を求めアイルランドに行ったは良いけれど……。
そこで出会った人々や不思議なことを、 妖精譚を交えて書き下ろしました。
一緒に妖精郷を、アイルランドを旅してみませんか?

彼らと踊る日々 (同人誌)

『妖精砦の傍らで』に続く、すちゃらかアイルランド記・第2段!
2919年6〜12月まで南部ケリー州キラーニーに滞在した約半年。
あんなことやこんなことも!? いつもながらの『少し不思議なアイルランド滞在記』。
本文360ページ超。

お話の小屋で (同人誌)

その昔、といってもほんの100年ほどの昔
アイルランドにはお話の小屋と呼ばれる寄り合い場所がありました。
そこでは歌や踊り、カード遊び、そして『語り』が楽しまれていました。

オリジナルを含め、アイルランドで採話したお話
そして自ら翻訳した妖精譚や不思議なお話などを詰め込んだ一冊です。