妖精たちの国。妖精郷を訪れた人たちの話はたくさん伝わっています。
それらは瞑想の中で、心の中で、というものではなく、事実として、物理的に訪れる話なのです。
こは見たことのない豪華な屋敷があり、味わったことのない美酒佳肴が用意されています。
もちろんそれらには、「現世に戻りたければ」手を付けても食べてもいけません。
その辺りは、伊弉冉と伊弉諾の黄泉比良坂でのやりとり
「もう私は黄泉の国のものを食べてしまったので戻れません」
というのにとても良く似ています。
さて、異界の食べ物はどんな味がするのでしょうか。
ペルセポネは、ザクロを食べてしまったのでしたっけ。
Dante Gabriel Rossetti