妖精たちのお葬式があるなら、結婚式も有るのは当然のことです。
民話では、彼らの結婚式の為に城の広間を貸した城主というお話も残されています。
彼らは大変礼儀正しく申し込みをして「あなた以外覗かないでください」と約束をしたのですが、式当夜。素晴らしい結婚式は、城主の奥方が覗いたことで中断されました。
妖精たちは怒りはしなかったものの、あなたの家系は7人目がそのなを名乗ることは無いだろうと予言していったのです。その言葉通り、以後城主の家系は、6人目までは健やかに育つも、7人目が生まれると、それまで末の子だったものは死ぬようになったそうです。
E. Stuart Hardy for “The Book of Gnomes”