ちょこっと妖精学 石臼

海が塩辛いのは、海底に塩を吐き出す石臼があるというお話が、日本にはあります。それがどんどん塩を吐き出すので、本当は真水だった海は塩辛くなったといいます。
似たようなお話がアイルランドにもあります。
こちらは妖精が与えてくれた、食べ物を好きなだけ出してくれる石臼と言うことになっています。そしてけちん坊なお婆さんが……という流れ。
また大変重いはずの石臼に乗って海を越えたなんていうお話もありますから、とんでもない石臼ですね。
それだけ石臼が生活に欠かせなかったものだし、貴重だったのでしょう。

Virginia Frances Sterrett

カテゴリー: ちょことっと妖精学 | ちょこっと妖精学 石臼 はコメントを受け付けていません

ちょこっと妖精学 人魚と水夫

人魚たちほど水夫たちに恐れられ、また魅力的に映った妖精はいないでしょう。
彼女らは歌声で潮流を操り、また水夫たちを海の底に引き摺り込みました。
けれど逆に、彼女たちは、水夫に攫われ妻となったと言う話も多く伝わっています。
しかしそれはあくまでも人魚たちの宝物であり、魔力の源とされるショールや帽子、そして鏡や櫛、王冠を取られたせいなのです。
日本に伝わる天人女房物語よろしく、それらを見つけた彼女らはすぐさま海に帰ってしまいます。
では、数少ない例外はというと、7年丘で暮らした後、残りは夫と一緒に海に帰ったとか、逆に笛吹と一緒に海に入り、笛吹は海王の息子となったと言うもの。
なかなか珍しい例ですが、ひとつのハッピーエンドなのかもしれません。
もし海から素晴らしい笛の音がしたなら、それは海王の娘と結婚した笛吹のものだと、お話は結ばれています。

Warwick Goble

カテゴリー: ちょことっと妖精学 | ちょこっと妖精学 人魚と水夫 はコメントを受け付けていません

ちょこっと妖精学 人魚と赤髪

昨日の取り替え子の話に繋がるのですが、妖精たちは金髪が好きと言う話があります。美しいブロンドの子供を選んで拐うとつうのです。うーん、日本人で良かった?
それとは違って彼ら自身は赤髪であることが多いようです。
赤い髪の妖精として有名なのは人魚です。
アイルランドの人魚メロウは、銀の鱗に赤い髪の毛と描写されることも多いですね。
赤い髪の毛には様々な逸話があり、魔力を秘めていると言われています。
また赤い髪の毛の持ち主はご先祖様からの助力があるなんてお話も。
ただ、それと同時に、不幸の象徴ともされ、赤い髪の女性を船に乗せてはいけないなんてことも伝わっています。
もちろん、この辺りは迷信なのですが、赤という色が生命の象徴であったり、赤い髪の蹴りの持ち主は色素が薄い傾向があり、その為ひ弱に見えるからだなど、今では様々な考察がなされています。
どちらにしろ、昔から長い髪は魔力や呪力を蓄えていると言いますよね。さてはて。

Waterhouse, John William; A Mermaid

カテゴリー: ちょことっと妖精学 | ちょこっと妖精学 人魚と赤髪 はコメントを受け付けていません

ちょこっと妖精学 取り替え子

妖精たちの悪戯で、そりゃ悪戯じゃねーよというもののなかに、取り替え子(チェンジリング)というものがあります。人間のかわいい赤ん坊を連れ去り、代わりに妖精の子供を置いて行くという彼ら独特の行いのひとつです。置いていかれる妖精の子というのは、決してかわいくも、素直でもなくて、まぁ一種の小鬼なわけです。
こうなっては普通の人?にはどうしようもなくて、フェアリードクターの出番とあいなるわけで、そういうモチーフの民話はアイルランドをはじめとしてたくさん残されています。
レンタルマギカ妖精王の月伯爵と妖精などではチェンジリングが魅力的に描かれていますが、まぁ実際は事故というか事件なのです。この辺の史実にもあった大事件はまたいつか)

さて、たくさん民話が残されているということは、それだけ取り換え子の対抗策も多く残されているわけでして。
一番簡単なのが、赤ん坊が寝ている揺籠に蹄鉄を忍ばせておくこと。
これは彼らが鉄を嫌うという性質を利用したものですし、なにより馬が幸運の運び手として信じられていたことによるようです。
いまでもホースシューを模したペンダントは様々なブランドからも出ていますし、なにより玄関のノックは蹄鉄型ですよね。あれも邪妖精避けでもあるのです。

Frank Dicksee / La Belle Dame sans Merci

カテゴリー: ちょことっと妖精学 | ちょこっと妖精学 取り替え子 はコメントを受け付けていません

初めてみました。

色々とあったというかなんというか、Twitterの凍結祭りに巻き込まれたりして、こりゃいかんなぁということでウェブを始めました。よろしくお願いします。

カテゴリー: ご挨拶 | 初めてみました。 はコメントを受け付けていません