ちょこっと妖精学 ハロウィンに纏わるお話 6

今ではすっかりカボチャがハロウィンに欠かせないものとなりました。
ですが、本場アイルランドではリンゴでした。
リンゴ囓りゲームなどのお話は先にもしましたが、では何故リンゴなのでしょうか。
そもそもリンゴは妖精の世界、つまり他界と関係のある果物なのです。
例えば妖精郷として名高いティル・ナ・ノーグ、常若の国では、もいでももいでも実り続けるリンゴの木が幾つも生えていますし、戦いの女神でもある妖精(亡者)たちの女王モリガンも、リンゴをアトリビュートとしていたなんて話が有ります。
お隣りイギリスには、接ぎ木をしたリンゴは妖精たちの領域という話も伝わっていますし、日本の桃と同じように「神秘」に事欠かない果物なのです。


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