ちょこっと妖精学 ハロウィンに纏わるお話 7

いよいよハロウィンです。
この日は太陽の力が弱まったことがより強くなり、冬至(ユール。伝統的にアイルランドではユールはそれほど重要視されていませんが)を経て光の兆しが現れる2月1日のインボルグ、5月1日のベルティネまで、闇の季節です。
妖精王は愛馬で遊行し、亡霊たちは跋扈します。
トリックトリートも夕暮れまで。日が沈んだら、家でリンゴの占いや、バーンブラックを頂ながらお話などに耳を傾け、夜は首無し騎士妖精のデュラハンの来訪に備えて窓の鎧戸をすべて閉めるのです。デュラハンはハロウィンの夜、哀れな犠牲者を探しに来るのです。

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