本に纏められている有名な妖精譚ではなく、土地にひっそり伝わっているものを翻訳していると、時々「お小さい人」が登場します。彼らは前ぶれなくやって来て、お茶などをしていきます。当時のアイルランドでは、そんな風にお客さん(もちろん人の)がやって来るのは普通のことでした。そういう人たちをトラベラーとか言ったりするのですが。そんな時、彼らは某か忠告していったり、その家が長年悩まされている事についての解決法を教えてくれたりするのです。
Stephen Reid