ハロウィンの夜は妖精たちがこちら側にやって来る夜。
ですが同時に彼らの引っ越しシーズンなのです。
彼らが居城にしている妖精塚や妖精砦。逸話や民話によってその有り様はまちまちですが、どうやら他の砦などと繋がっているようなのです。それは秘密の地下道を通ってだったりもしますが、多くは風になったり騎馬行列を組んで移動するのです。
その理由はハッキリと分かっていないのですが、どうやら古の暦に合わせて移動しているようです。彼らは大地の豊穣神としての側面があるので、暦に支配されているのかも知れませんね。そして、その行列に出くわすと、攫われたり、呪われたりという流れに。
「ハロウィンの夜? ああ、家で呑んでるな」
これは妖精王伝承のある土地の人の言葉。
やはりハロウィンの夜は出歩かない方が良いようです。
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