妖精たちは時々、思わぬ所で手を貸してくれます。もちろん、それは彼らが好む性質の持ち主である場合が多いのですが。ある青年が妖精の小人を捕まえました。もちろん彼らの貯めたお金が目当てなのですが、青年には医者になるという夢があったのでした。妖精はその話を聞き、応援しようと言い、彼に充分なお金を渡したのでした。彼はその金を元に都に行き、立派な医者になったと言います。大抵はそういう時は、手痛い仕打ちで報いるのですが、中にはこんな事もあるのです。
Frank Cheyne Papé