妖精たちがやってくる家があると言います。
多くは妖精の通り道に家を建ててしまったが為に、夜毎彼らがやって来るというお話です。日本でいう所の「霊道」の様なものでしょう。
けれど、それとは関係なく妖精たちが家にやって来て、部屋を占拠してしまうというお話が伝わっています。
被害者?曰く、帰宅すると、灯りを消したはずの部屋には灯りがともり、なにかザワザワとした気配がする。ドアは押せど引けど開かず、どうやっても入れません。
仕方なく外で待っているとフッと灯りが消え、ドアも普通に開いたそうです。
それを村の古老に話すと「良き人々がなにかしとったんだよ」と。
Mabel Lucie Attwell