ちょこっと妖精学 祈願

まだ宗教というものが出来上がる前、信仰だけがあった時代、妖精や精霊は祈りの対象となりました。精霊崇拝という日本ではごく当然の考え方でもあります。
もちろん、欧州の妖精にもそう言った祈りの対象になった存在は多々存在しています。
例えば癒しを願って泉に捧げ物をしたり、獲物を得る為に森の王に祈ったり。
今でも、そう言った祈願の名残は、妖精砦にコインや指輪などを捧げるとか、塚の傍らにあるサンザシなどの妖精木にリボンを結びつけて病気平癒を願う(自然に解けたら結願)などに残されています。

Ida Rentoul Outhwaite

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