ちょこっと妖精学 混血

異類婚姻譚の結末と言えば別離です。
もちろん添い遂げるケースもあるにはありますが、基本形は別離で終わりを迎えます。
その過程で、人と妖精の混血児が生まれる場合が多いのですが、彼らは往々にして人以上のチカラを備えるようです。
もちろんX-MENのようなパワーではなく、豊漁に恵まれる、病を治せる等と言った生活に即したものですが、当時の生活を考えると、それが一番の授かりとも言えます。
ただ、そういう結末に至らない場合も多く語られていて、中には妖精の母親に石にされたり、殺されたりすることも。どちらの世界にも属せないのならいっそ自分の手で、ということだそうです。

Margaret Tarrant

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