ちょこっと妖精学 結婚式

お話にはしばしば妖精の、とりわけ小人の結婚式の場面が出て来ます。
多くは王様のところにやって来て、広間を貸してくれと言うのです。
そしてこの事は秘密にして欲しいと。
王様は戸惑いながらも快諾すると、彼らは「あなたを式に紹介しましょう」。
結婚式は素晴らしく王様は、自分の親族の結婚式のように楽しんでいました。
しかしその時、天井から大きな顔が写りました。
なんと奥方様が覗いていたのです! 奥方様が小人の音楽を聞きつけてやって来たのでした。あっと言う間に、彼らは煙のように消えてしまいました。
さて、この後、どうなったのでしょうか。
妖精たちは、王様に広間を貸してくれたお礼に、一族が繁栄する祝福を。
そして秘密をばらした報いとして「王様の一族は7人以上子供は増えない」という呪いをかけたのでした。

Margaret Tarrant

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