ちょこっと妖精学 風除け

愛らしい妖精たちと言えばまずせ花々の精が挙がるでしょうか。
洋の東西を問わず、花精、花神などと呼ばれる存在は素晴らしく美しく、またか弱いものとして描かれることが多いようです。
アイルランドでは、ズバリ花精と呼べる存在は聞きませんが、地中海方面では、花の女神であるフローラやニンフなどがそれに当たります。
また中国でも花精のお話はよくよく伝わっています。
書生が恋した白衣の美女は百合の精だったなど、色々と残されています。
そんな彼女たちにとって天敵の1つは風だそう。
花散らしの風と言いますが、嵐などは盛りの花の命を散らしてしまいます。
そんな心ない風を避ける為には、五色の幟を庭に立てると言いなどと伝わっています。

Warwick Goble

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